高山 修一

神道文化研究者

神道文化研究者。古事記・日本書紀の文献学を専門とし、神話と神社の繋がりをわかりやすく解説します。

高山 修一の記事 (5)

神様図鑑

田の神・山の神とは|春秋に去来する稲作の神

神様図鑑

田の神と山の神は、稲作農耕民の信仰では別々の神ではなく、春に山を下りて田の神となり、秋に山へ帰って山の神に戻る同じ一柱の神です。新潟では3月16日に家へ降り、4月16日に田へ出て、10月16日に再び家へ戻るというように、去来は観念ではなく暦の上で実行されてきました。

神様図鑑

アメノウズメとは|天岩戸で踊った芸能の女神

神様図鑑

アメノウズメは、古事記では天宇受賣命、日本書紀では天鈿女命と記される、高天原の芸能の女神です。天照大神が天岩戸に隠れて世界が闇に沈んだとき、伏せた桶の上で神懸かりの舞を踏み、神々を笑わせて岩戸を開かせた立役者として知られます。

神様図鑑

荒神とは|台所の火の神・三宝荒神とかまど神信仰

神様図鑑

荒神は、台所やかまどなど火を使う場所に祀られる火の神で、火除け・火伏せに加えて家内安全や家庭繁栄まで担う両義的な神格です。古事記・日本書紀の竈神の記事と神社の由緒書きを照合すると、台所の素朴な御札の背後には、荒ぶる神霊の性格と神仏習合の重層構造が折り重なっていることが見えてきます。

神様図鑑

道祖神とは|村境を守る神とサルタヒコ習合の謎

神様図鑑

道祖神は、村境や峠、辻に立って外から来る疫病や悪霊の侵入を防ぐ境界の守り神であり、もとは「さえぎる神」として祀られてきました。平安時代の文献に見える男女二体の木人形からも分かるように、その信仰は古く、のちには縁結びや旅の安全、子孫繁栄へと役割を広げています。

参拝の知識

神楽と巫女舞|神事に奉納する舞の種類と意味

参拝の知識

神楽は、神に奉納する歌舞の総称であり、宮中で行う御神楽と、神社や民間で伝わる里神楽に大きく分かれます。神社の祭りで目にする舞が神楽なのか巫女舞なのかは混同されやすいですが、巫女舞は神楽の中の一分類として整理すると、名前と意味の重なりがすっきり見えてきます。